てくの生活 入門
1.パソコンが動かないとき
朝日新聞9月1日掲載
パソコンは起動中に止まってしまうことがあります。再び試して動けばいいけれど、何度やっても起動できない場合は困ります。仕事で使う大事なファイルや思い出の写真が取り出せないとしたら大打撃でしょう。そんなときに試したいのが「セーフモード」。使える機能を最小限にして起動する機能です。動かないパソコンから重要なデータを救済したいときなどに試してみましょう。(ライター・猪狩友則)
◆セーフモードを試そう

ウィンドウズは、多くのソフトウエアを読み込みながら起動します。プリンターなどの周辺機器を動かすドライバーや、ウイルス対策ソフトをはじめとするアプリケーションなどですが、これらが原因でパソコンがうまく起動しないことがあります。
セーフモードは、そうしたソフトをあえて読み込まず、ウィンドウズを必要最低限で起動します。セキュリティーソフトは自動では実行されず、ドライバーも最低限しか読み込まれないため、周辺機器もほとんど使えません。画面も粗く、色数も限定されたものになります。
パソコンがうまく動かないときは、新しく導入したドライバーやアプリケーションなどが原因の場合があります。セーフモードはそうしたソフトを読み込まずに起動するわけです。一度セーフモードで起動し、新たに追加したドライバーやアプリケーションをアンインストールしたり、元の状態に戻したりすることで、正常に起動するようになることがあります。
また、コンピューター・ウイルスによってパソコンの動作が鈍くなっていることもありますが、セーフモードならウイルスの活動も抑えられます。セーフモード上でウイルス対策ソフトを実行することで、ウイルスを駆除できることもあります。
セーフモードで起動するには、パソコンの電源を入れたらウィンドウズXP/ビスタ/2000ならF8キーを、ウィンドウズ98/MeならCtrlキーを押します。しばらくすると、セーフモードで起動するかどうかの選択画面が表示されます。キーを押しっぱなしにしたのでは、うまくいかないことがあるので、選択画面が表示されるまで、何度か押すようにするといいでしょう。
8月4日付の本欄で掲載したシステムの復元は、セーフモード上でも利用できます。この二つを組み合わせれば、パソコンのトラブルの大半を解決できるでしょう。
◆まずデータの救済を
パソコンが壊れたとき一番困るのは、保存してあるデータを失うことです。パソコンがセーフモードでしか起動しないようなときは、急いでデータをバックアップしましょう。
ウィンドウズXP/ビスタ/2000なら、セーフモードでもほとんどの場合USBメモリーやUSB接続の外付けハードディスクが利用できます。セーフモードで起動し、速やかにこれらのメディアへデータをコピー(バックアップ)しましょう。セーフモードで起動する選択画面で、「セーフモードとネットワーク」を選べば、ネットワークが利用できるようになるので、LANでつないだ別のパソコンやハードディスクにバックアップできます。
ウィンドウズ98/MeのセーフモードではUSBメモリーやUSB接続の外付けハードディスク、ネットワークを利用できません。接続方法によっては外付けハードディスクが使えることもありますが、ほとんどの場合、バックアップに使えるのは、内蔵フロッピーディスクだけです。データ量が多いと面倒ですが、少しずつバックアップしていくことになります。
ウィンドウズ98/Me搭載のパソコンは、発売されてから5年以上たっているものがほとんどです。ハードディスクは消耗品で、長く使っているほど壊れる可能性が高くなります。98/Meを使っている人は、いつパソコンが動かなくなってもいいように、普段からバックアップを取るように心がけましょう。
補足 ウィンドウズ98/Meは、サービスサポートがなくなっています、当然Updateが有りません、ウイルスに対して非常に危険な状態です、お使いのパソコンが該当していましたら、2000/XPなどにアップグレードをしましょう。
追足 一部ウイルス対策ソフトは、2007年12月31日をもってウィンドウズ98/MeのUpdateを、中止にします、これでウイルスから裸同然になります。尚のこと注意をしましょう、場合によっては「インターネット接続・メールの送受信」はしないようにすることです。 管理人